ADOBE CUSTOMER JOURNEY ANALYTICS

Adobe Customer Journey AnalyticsとGoogle Analytics 4(GA4)の比較

Google Universal Analyticsのサポートが終了することで、大きな変化が訪れますしかし、それは大きな機会でもあります。今こそ、将来にわたるビジネスの成長を支えるために構築された分析ソリューションを導入しましょう。さまざまなチャネルから収集されたリアルタイムデータを利用して、顧客の全体像を把握できます。

マーキー

アドビは、長期的にビジネスを支え、共に成長します

Googleでは、Google Analytics 4(GA4)への移行を促しています。しかし、それは容易な作業ではありません。また、それはバージョンアップではなく、既存のデータを危険にさらす可能性のある、まったく新しいツールの導入となります。たとえ移行がスムーズに進んだとしても、パーソナライズされた体験を大規模に提供するために必要となるクロスチャネルのインサイトの獲得に制限が及ぶ可能性もあります。

さらに強力なAdobe Customer Journey Analytics

Adobe Customer Journey Analyticsは、あらゆる顧客接点で詳細なインサイトを獲得できる、アドビの強力なAIを活用した分析ソリューションです。クロスチャネルでリアルタイムデータを分析でき、次の利点を備えています。

 

  • Google Universal Analyticsの過去のデータを、最短で1日ですべて統合
  • オンラインとオフラインを問わず、クロスチャネルデータをストリーミング収集し、単一の個人IDまたはアカウントIDに統合
  • AIを活用したインサイトにより、セグメンテーションを改善して、客観的なアトリビューションを明らかにし、異常値を検知を可能にするAIを活用したインサイト
  • プライバシー - データソースのラベル付け、コンプライアンスを確保するためのポリシー作成、ポリシー違反を防ぐための自動実行など、アドビのお客様がデータを安全に保つための特許取得済み機能を備えたデータガバナンスフレームワークソリューションです。
顧客分析テクノロジー、2022年第2四半期

調査レポート「The Forrester Wave™:顧客分析テクノロジー(2022年第2四半期)」において、アドビが「リーダー」に選出されている理由をご確認ください。

Adobe Customer Journey Analyticsが実現すること

分析トラッキング

Adobe Customer Journey Analytics

Google Analytics 4(GA4)

さまざまなデジタルデータに対応していますか?

はい。
家庭用デバイス、コネクテッドカー、ゲーム機、電子書籍端末など、webやアプリに限らずデジタルソースを測定できます。

はい。
webとアプリを測定できます。webサイトとアプリからデータを収集するために、ユニバーサルアナリティクスと一緒にGA4をサイトに追加する必要があります。

訪問者データをつなぎ合わせることはできますか?

はい。
複数のデバイスやチャネルのIDをひとりの「個人」につなぎ合わせ、過去のデータをさかのぼって復元することで、着信転送やクリックトゥブリックなどのカスタマージャーニーのユースケースを可能にします。

限定的。
webとアプリのデータをクロスデバイスで表示するため、両方のデバイスで同一の一意の識別子を使用することが必要です。データをつなぎ合わせた場合、履歴の再表示はおこなわれず、ある時点から先のデータに適用されます。

オムニチャネルデータに対応していますか?

はい。
Analysis Workspaceにおいて、オンラインとオフラインのデータを共通の個人IDでつなぎ合わせる方法を制御し、顧客データセット全体でアトリビューション、セグメンテーション、ジャーニー分析を可能にします。

いいえ。
iOSアプリ、Androidアプリ、webからのデータストリームを測定できます。データのインポートは、アップロードされたCSVをデータソースとしてオフラインのデータを取り込みます。インポートしたデータは履歴データを復元できず、ファイル削除で結合が解除されます。

ストリーミングメディアとOTTトラッキングに対応していますか?

はい。
ハートビートストリーミング測定は、動画またはオーディオクリップ内のあらゆるイベントを取得し、OTTデバイスや平均視聴時間、同時視聴者数、再生時間などを視覚的に表示します。

限定的。
GA4には10秒間のハートビートトラッキング機能はなく、拡張測定イベントを使用して、開始、完了、四分位値などの、ストリーミングメディアの基本的なKPIを取得することができます。

ユーザビリティとレポート作成

Adobe Customer Journey Analytics

Google Analytics 4(GA4)

すぐに指標を計算できますか?

はい。
その場でで指標を組み合わせて、独自の数学的計算をおこなったり、新しい指標を作成し、セグメントに適用することができます。

いいえ。
カスタム指標を作成するには、ユーザーに編集者権限が必要で、トラッキングコードの変更が必要です。指標はプロパティレベルで設定されます。

セグメントを再利用できますか

はい。
ドラッグ&ドロップ操作でセグメントを作成し、レポートに適用することで、価値の高い顧客やビジネスの成果を向上させるインサイトを明らかにすることができます。

いいえ。
イベントセグメントの条件は、すべて同じイベント内で発生する必要があります。Google Analytics 4のプロパティの場合、セグメントはデータ探索ツールでのみ利用可能です。セグメントデータはサンプリングされ、プロジェクトごとに最大10個までしか含まれません。

ディメンションは無制限に分類できますか?

はい。
カスタムフィールドとデータを強化するさまざまなオプションをサポートし、オムニチャネルデータをディメンションやデータセットごとに複数のビューに分類できます(デバイス別、CRMステータス別、プロダクトビュー別など)。

いいえ。
ディメンションの分類に制限があるため、レポートディメンション(商品ページによるコンバージョン率など)によるコンバージョンの把握が困難です。さらに、あるディメンションや指標が、レポートや探索に適用されている他のディメンションや指標と互換性がない場合、グレーアウトされることがあります。

アトリビューション分析に対応していますか?

はい。
10種類のルールベースのモデルとアルゴリズムによるアトリビューションを提供しています。最適なアルゴリズムモデルでアトリビューションルールを強化し、ペイドメディア、アーンドメディア、オウンドメディアにわたるアトリビューションを分析できます。

限定的。
データにもとづくアトリビューションは利用可能ですが、Google広告への包括的なアトリビューションであるため、検索連動型広告に有利であり、不正確なマーケティングROIを生成する可能性があります。

カスタマージャーニーを可視化できますか?

はい。
Journey IQは、カスタマージャーニー測定用の機能セットで、顧客が既知と未知の要素の間や、チャネル間で移動する様子を明らかにできます。また、コホート(維持、解約、レイテンシ)、フォールアウト、フロー、クロスデバイスの分析も可能です。

限定的。
GA4のデータ探索ツールでは、コホート、ファネル、経路の視覚化機能を提供します。経路はページとスクリーンに限定されます。コホートテーブルは、ユーザーベースではなく、デバイスベースです。ファネルステップは指標にもとづくことはできません。

インターフェイスはさまざまな用途に対応していますか?

はい。
Adobe Analysis Workspaceでは、カスタマイズ可能なプロジェクト、テンプレート化されたレポート、さまざまな機能をカバーする専用の学習セクションを利用できます。ラボセクションでは、ユーザーが新機能をテストし、フィードバックを提供することができます。

いいえ。
ユーザーは、レポートとエクスプローラーのダッシュボードを見るために、ふたつの異なるインターフェイスにログインする必要があります。レポートとエクスプローラーは、webとアプリのデータに関するインサイトを提供しますが、各領域で表示されるデータには時折違いがあります。レポートで利用できるディメンションや指標の中には、エクスプローラーではサポートされていないものもあります。

データの収集

Adobe Customer Journey Analytics

Google Analytics 4(GA4)

データセットを管理できますか?

はい。
ヒット・ビジット・ビジターモデルとは別に、柔軟で調和のとれたデータスキーマにより、データの統合、管理、維持を容易におこなえます。標準化されたデータモデルを使用することで、(形式やスキーマが異なる)さまざまなデータチャネルを、ビジネスのために論理的に組み合わせて調整することができます。

いいえ。
管理者が1アカウントにつき100件までプロパティを作成することを許可しています。Google Analytics 360の顧客企業は、さらに2種類のプロパティ、サブプロパティ、ロールアッププロパティを作成することができます。

データビューは柔軟ですか?

はい。
非破壊的な「レンズ」を適用して、顧客データを表示できます。バーチャルレポートスイートと同様に、データビューには、セッション、タイムゾーン、アトリビューションの設定により、データがフィルタリングされて表示されます。単一のデータセットに対して、複数のデータビューを作成することができます。

いいえ。
サブプロパティには、データに対する追加費用が発生します。各サブプロパティのイベントのコストは、Google Analytics 360の契約条件に従って、ソースプロパティのイベントのコストの2分の1になります。

複数のデータソースに対応できますか?

はい。
CRM、コールセンター、ソーシャル施策、モバイル測定など、複数のデータソースとの統合機能を備えています。

限定的。
Salesforce Marketing Cloudと連携しており、キャンペーン、利用状況、コンテンツなどのデータを確認することができます。

Adobe Real-Time CDPで利用できますか?

はい。
Adobe Real-Time CDP内で、下流のマーケティング活動向けのクロスチャネルアクティベーションに対応したセグメントを作成するためのリアルタイムのインサイトを提供しています。

いいえ。
Googleは、顧客データプラットフォームを保有していませんが、Googleにサインインしているユーザーに関連するデータを使用して、Google Signalsを通じてインサイトに対するアクティベーションを実行できます。

データの民主化

Adobe Customer Journey Analytics

Google Analytics 4(GA4)

プロジェクトを共有できますか?

はい。
ビジネス目標、役割、ニーズに応じて、組織内のさまざまな関係者がプロジェクトを共有、キューレートできるようにすることで、データの民主化を実現できます。

限定的。
ユーザーに対するレポートの制限や機能レベルの制限はなく、ユーザーレベルのあらゆる制限はアカウントレベルとプロパティレベルです。レポートを読み取り専用モードで関係者と共有することは可能ですが、その関係者がプロパティアクセスを持っている場合に限ります。

コンポーネントを共有できますか?

はい。
プロジェクトのキュレーション機能を提供しており、グループやユーザーにプロジェクトを共有する前に、機密性の高いコンポーネントや情報を制限することができます。これには、プロジェクトのタグや注釈が含まれます。

いいえ。
アカウントレベルとプロパティレベルでのデータ共有は可能ですが、レポートビューレベルでのデータ共有はできません。

レポートをスケジュールできますか?

はい。
ユーザーによるプロジェクト共有機能に加えて、読み取りと書き込みのオプション、共有先ユーザー、コンポーネント、ユーザー向けのランディングページの保存などを定義できます。

はい。
スケジュールされた頻度であらゆる関係者とレポートを共有することができます。スケジュールされたメールによるレポートは、1ユーザー1ビューにつき400件までという制限があります。

Microsoft Excelと連携できますか?

はい。
Microsoft Excelでカスタマイズされたレポートを容易に作成し、専門的な分析をおこなうためのプラグインを提供しています。

いいえ。
現在、より詳細なデータ分析や操作のためのExcelプラグインを提供していません。

クロスチャネルデータ分析で、より優れた体験を構築

Adobe Customer Journey Analyticsなら、コネクテッドデータからAIを活用したインサイトまで、有意義なインサイトを誰もが利用できます。その方法をご確認ください。

Marquee

業務に役立つアドビの製品とサービスの活用法

ポートレート