すべての従業員のクリエイティビティを解き放つ

電通、Adobe Expressを活用しマーケターが魅力的なブランドコンテンツを作成できるよう支援

創業

1901年

従業員数:72,000名

東京、日本

www.dentsu.com

70%

マーケター自身が独自のブランドコンテンツを作成することで市場投入時間を短縮

導入製品:

Adobe Express

Adobe Photoshop

Adobe Illustrator

Adobe Stock

Adobe Creative Cloud Libraries

Adobe Firefly

チェックボックスアイコン

目標

コンテンツ提供を加速し、社内外のチームとより適切に関わる

デジタルコンテンツの需要が増えてもデザイナーの負荷は軽減する

145の市場で同じビジュアルフィールとメッセージングを提供する

デザイナーと同僚との共同作業をデザイン以外の役割で向上させる

グラフアイコン

成果

マーケター自身が独自のコンテンツを作成することで、市場投入時間が70%短縮

より複雑なクリエイティブアセットに集中する時間を解放し、デザイナーの作業時間を節約

一元的なブランドライブラリからのテンプレート、フォント、カラー、ストック画像との ブランディングの整合性が向上

マーケターが Creative Cloudアプリからアセットにアクセスして編集できるように

電通は、日本のイノベーションと多国籍なプレゼンスを組み合わせて、現状を打破し、ブランドがクライアントにつながるためのクリエイティブな新しい方法を見出す能力で知られる、世界トップクラスのマーケティングおよび広告代理店となりました。145の市場に72,000名もの従業員を抱える電通は、世界最大手のブランドからの需要にも対応できる多様性、規模、専門知識を持ち合わせています。

電通は世界トップクラスの代理店を買収によってその傘下に置くことで大きく成長しました。同社のグローバルブランドおよびデザイン責任者であるSakura Martin氏の仕事は、あらゆる地域で働く人々が電通ファミリーの一員であると感じ、場所を問わず、電通の見せ方に一貫性を持たせるためのコミュニケーションを提供することです。

Martin氏は次のように述べています。「会社の規模は、電通で働く上で最もエキサイティングなことの1つです。私たちは、グローバルキャンペーンからニッチなリクエストまで、クライアントのためにまさに独特な課題に取り組む機会があります。従業員にはクライアントに提供している固有の価値にプライドを持ってほしいと思ってます」

電通は最近、代理店を統合し、国際市場で6つの主要ブランドに再編成することで、自社のブランドを強化しました。このイニシアチブの一環として、Martin氏とチームは、どのようにブランディング基準を強化し、代理店間の一貫性を促進できるかを詳しく調べました。Adobe Creative Cloud LibrariesとテンプレートをCreative Cloudアプリで使用することで、デザイナーはブランドに即したコンテンツを作成するための適切なカラー、フォント、レイアウト、ストック画像およびその他のアセットをすぐに見つけることができます。

しかし、電通に対するソーシャルメディア、ニュースレター、webサイトおよびその他のデジタルチャネルをまたいだマーケティング、ニュース、ソートリーダーシップの提供への要求が大きくなり、デザイナーたちだけではその負荷を処理しきれなくなりました。同社は、デザイナーだけに依存せずに、マーケターなどのデザイン以外の役割を持つ従業員も、自分たちでコンテンツを作成できるようにしたいと考えました。

Adobe Expressを導入することで、すべての役割の従業員がオールインワンのエディターにアクセスして、一貫性のある、ブランドに即したメッセージをより簡単かつ迅速に提供できるようになります」とMartin氏は言います。

「マーケターが自ら編集やコンテンツ制作を行うようにすることで、市場投入までの時間を70%短縮できます」

Sakura Martin氏

電通、グローバルブランドおよびデザイン責任者

すべての従業員からクリエイティビティを引き出す

Adobe Expressによって、静止画からアニメーション、動画まで、電通のあらゆる従業員が自分たちでビジュアルアセットを簡単に作成できます。デザイナーは、YouTube動画のサムネイルから新規採用者を紹介するプロフィールまで、マーケターが必要とする様々な種類のコンテンツ向けのブランドテンプレートを作成します。次に、マーケターはオンラインアプリを使用して、テンプレートを取り出し、必要に応じて画像とテキストを変更することができます。テンプレートは、Adobe Stockから取得した何千もの承認済み画像を含む、その他のブランドコンテンツとともにライブラリに格納されます。これによってマーケターはデザイナーと同じ一貫したブランドコンテンツを提供できます。

「Adobe Expressでは、様々なソーシャルメディア用の異なるサイズや縦横比のグラフィックの書き出しなど、デザイナー以外の従業員がおそらく熟知していないクリエイティブの細かな作業が処理されます。私たちは初回で物事を的確におこない、見直しの時間を減らすことができます。マーケターが自ら編集やコンテンツ制作を行うようにすることで、市場投入までの時間を70%短縮できます」とMartin氏は述べています。

マーケターはアプリを通じてデザイナーと共同作業を行うこともできます。デザイナーはAdobe PhotoshopまたはAdobe Illustratorをいつものように使用して、バナー、インフォグラフィック、その他のクリエイティブアセットを作成し、その後、作成したアセットをAdobe Expressにアップロードします。マーケターはそのアセットを編集して、日付の修正やセールス指標の更新などの変更を加えることができます。マーケターはAdobe Creative Cloudへのフルアクセス権がなくても自分で編集でき、デザイナーは直前の変更に間に合わせるために時間を費やす必要はありません。

電通のグローバルソーシャルインパクトコミュニケーション担当ディレクターであるDanika Gregg氏は、ソーシャルメディアや社内ニュースレターのコンテンツを自ら作成できることで、時間を大幅に削減できることに気付きました。「デザイナーとのミーティングをスケジュールする必要も、変更を待つ必要もなくなりました。それによって時間が解放され、サステナビリティリーダーとして、電通の評判を高めるといった、より戦略的なブランド構築イニシアチブに集中できるようになります」とGregg氏は言います。

「デザイナーはその時間を取り戻すことで、真のビジネスインパクトをもたらす仕事に集中し続けることができます」

Sakura Martin氏

電通、グローバルブランドおよびデザイン責任者

クライアントに価値をもたらす

現在、マーケターは自らクリエイティブ作業を処理し、デザイナーはより複雑なデザイン作業にエネルギーを注力できるようになりました。メールの微細なフィードバックを常に気にかけたり、ソーシャルメディア向けのシンプルな動画を作成することにかける時間は減少しています。

Martin氏は次のように述べています。「全体で、マーケターは、以前デザイナーに渡していたコンテンツの約20%を自ら手がけるようになっています。デザイナーはその時間を取り戻すことで、真のビジネスインパクトをもたらす仕事に集中し続けることができます」

マーケターからのフィードバックにもとづいて、デザイナーもまた、新しいクリエイティブスキルを学びたいと考えています。Adobe Expressを使用することで、デザイナーはブランド標準を満たすだけでなく、美しく魅力的に見えるものを作成できるようになります。これにより、マーケターは動画を作成したり、アニメーションをプレゼンに組み込んだり、自らクリエイティブプロジェクトを引き受けたりする方法を学習するごとに専門知識を拡大することがさらに簡単になります。

「自分のクリエイティブスキルが伸びていることに気付きました。アニメーションをソーシャル投稿に追加したり、ヘッドショットから背景を削除したり、短い動画クリップをまとめて編集することもできます。自分でできるので、よりクリエイティブなコンテンツをコミュニケーションに追加しています。集約したアイデアを変換するのに役立ちますし、記述した文章よりもエンゲージメントを増やしていけたらと考えています」とGregg氏は言い添えました。

「Adobe Fireflyによって、まったく新しい作業方法が可能になりました。新しいアイデアをすぐに試すことができ、私が手早く描いたスケッチよりも、最終的な仕上がりに近いように見えます」

Sakura Martin氏

電通、グローバルブランドおよびデザイン責任者

生成AIで自由に実験

Adobe Expressはデザイナー以外でも十分使いやすく、デザイナーはアプリを使ってグラフィックを迅速に作成することもできます。特に、Adobe Firefly生成AIを活用した画像生成機能や、テキスト効果生成機能などにより、コンテンツを再利用してモックアップコンテンツを作成し、厳しいスケジュールでもインパクトあるものを提供できるようになります。

カンヌライオンズアワードフェスティバルなどの大きなイベントの前に、Martin氏は通常、イベント関連の投稿向けに多くのモックアップを作成することに時間を費やします。通常、これらのモックアップにはシンプルなスケッチと図が必要です。しかし、Adobe Fireflyを使えば、数分で要素を足したり変更したりして、投稿の複数のバージョンを作成し、すぐにデザインを検討できます。

「Adobe Fireflyによって、まったく新しい作業方法が可能になりました。新しいアイデアをすぐに試すことができ、私が手早く描いたスケッチよりも、最終的な仕上がりに近いように見えます。私が想像していることが全員に伝わるので、より有意義なフィードバックが得られます」とMartin氏は述べています。

同僚との共同作業でも、自ら作業する場合でも、Adobe Expressを使えば、デザイナーもデザイナー以外の従業員も、クリエイティブでありながらも迅速に作業できるようになります。

「電通は大規模に事業展開しているため、生産性を向上させるためにできることは何でも大きなインパクトがあります。すべての従業員が効率的なブランドコンテンツの作成者になれることで、人々は最高の仕事をし、価値をクライアントにもたらすことに集中できるようになります」とMartin氏は言います。

さらに読む

電通のグローバルブランドおよびデザイン責任者であるSakura Martin氏が、デザインチームが作成したアセットやテンプレートを使用して、デザイナー以外の従業員がブランドに即した魅力的なコンテンツを自ら作成できるようにした方法、デザイナーを真のビジネスインパクトをもたらす作業に集中させる方法について説明しています。戦略的なインパクトを生み出すデザインチームの強化

関連するユーザー事例

https://main--bacom--adobecom.hlx.page/fragments/resources/cards/thank-you-collections/generic

その他のユーザー事例を見る

https://main--bacom--adobecom.hlx.page/fragments/customer-success-stories/contact-footer