Content as a Service v3 - generic-dx - Wednesday, April 16, 2025 at 17:01
7
一貫したスケーラブルなデジタルエクスペリエンスを提供するグローバル市場サイト数
20%
インフラのメンテナンスコスト削減率
20
自動更新とリグレッションテストによる年間削減工数
旅行者の心を動かす体験を、共に発見する
シンガポールを訪れる目的は人それぞれです。野生動物公園やファミリー向けアトラクションを楽しみに来る人もいれば、歴史的な街並みやホーカーセンター、夜の街を目当てにする人もいます。また、年間を通じてカンファレンスやイベントが続くシンガポールには、出張目的のビジネスパーソンも多く集まります。
そうした訪問者にシンガポールの魅力を伝えることは、シンガポール観光局(STB)のミッションの中核をなしています。観光開発を主導するシンガポールの政府機関として、STBはこの都市国家への世界的なイメージを形成してきました。Tourism 2040ロードマップでは、シンガポールを世界トップクラスの観光地として確立しながら、市民にとって意義ある機会を創出するという持続可能な長期成長ビジョンが掲げられています。
VisitSingapore.comは、この戦略の要です。STBはサイト訪問者との関わりを深めることで、各訪問者の関心をより的確に把握し、VisitSingapore.comを通じて一人ひとりに合ったパーソナライズされた体験を提供することを目指しています。
1つの目的地、7つの市場。
STBはAdobe Experience Manager Sites as a Cloud Serviceを活用してVisitSingapore.comをリニューアルし、グローバルなデジタル展開を支える統合コンテンツプラットフォームを構築しました。リニューアルされたサイトのトップページには没入感のある自動再生動画が設けられており、訪問者はシンガポールの魅力を瞬時に体感することができます。洗練されたナビゲーション、インタラクティブな興味別フィルター、豊かなストーリーテリング、そしてパーソナライズされた旅程により、訪問者は自分のスタイルに合った体験を見つけ、シンガポールをより深く楽しむことができます。
一人旅なら、自分のペースで巡る歴史的な街歩きや、旅仲間とつながる機会を提供するソーシャルイベントが見つかります。ファミリーには、セントーサやマンダイ野生動物保護区などのアトラクションと近くのグルメスポットをあわせて紹介。友人グループ向けには、ナイトライフやアドベンチャーアクティビティを提案します。ユーザーのニーズに合った体験と情報を提供することで、STBは閲覧から予約へとスムーズに意思決定を後押しし、訪問者がシンガポール到着前から胸躍る旅程を手にすることができるよう支援します。
STBのグローバルサイトは観光地コンテンツの信頼できる情報源として機能しており、翻訳ベンダーのクラウドプラットフォームとの連携を通じて、コンテンツの更新を7つの市場サイトへ自動配信しています。一度公開するだけでグローバルに展開でき、各市場に合わせたカスタマイズにも柔軟に対応することができます。
VisitSingapore.comをクラウドへ移行したことで、STBのリソース上の課題にも対応できるようになりました。サイトの規模が拡大するにつれ、オンプレミス環境の管理には開発者の多大な時間と労力が必要となり、セキュリティスキャン、パッチ適用、インフラのメンテナンスを定期的に実施していました。Experience Manager Sites as a Cloud Serviceへの移行により、こうした負担の多くが軽減され、チームはサイトのユーザーエクスペリエンスの向上により多くの時間を充てることができるようになりました。この移行の結果、STBはページパフォーマンスを最大3%改善し、自動バージョンアップグレードによってリグレッションテストの工数を年間約20日削減するとともに、インフラのメンテナンスコストを20%削減しました。
Adobe Professional Servicesがオンプレミスからクラウドへの移行を主導し、Adobe Ultimate Successチームが移行プロセス全体にわたり戦略的なガイダンスとベストプラクティスに基づくアドバイザリーサポートを提供しました。両チームの連携によって、サイト訪問者に影響を与えることなく4か月で移行を完了。サービス開始後も、Ultimate Successチームは引き続きSTBと連携し、データ基盤の強化と今後登場するAIを活用した機能への対応に取り組んでいます。
あらゆる旅から学ぶ
VisitSingapore.comでの一つひとつのインタラクションが、旅行者のニーズをSTBがより深く把握するための手がかりとなっています。Adobe Analyticsを活用することで、異なるオーディエンスの関心を集めているページや、市場ごとの興味の違いをチームが把握することができます。例えば、特定の旅行者セグメントが歴史地区と家族向けアトラクションのどちらにより多くの時間を費やしているかを特定することができ、それぞれの訪問者が何に魅力を感じているかの理解を深めています。
こうしたデータはまた、パーソナライゼーションが訪問者行動に与える影響をSTBが評価する際にも役立っています。その具体例が旅程レコメンデーション機能です。この機能は、一人旅の旅行者、友人グループ、子連れ家族といった旅行者アーキタイプをもとに、最適な旅程を提案します。この機能を利用した訪問者は、平均的な訪問者と比べてサイト滞在時間が3倍以上長く、パーソナライズされたコンテンツがより深いエンゲージメントと目的地の探索を促す価値を実証しています。
プライバシーに対応したマーケティング
STBがVisitSingapore.comから得るデータ活用はwebサイトの範囲にとどまりません。ブラウザを用いたトラッキングの信頼性が低下するにつれ、同組織はオーディエンスアクティベーションへのアプローチを進化させてきました。
STBはAdobe Real-Time CDPコネクションを活用して、お客様のエンゲージメントデータを直接広告プラットフォームと共有することで、ブラウザを用いたトラッキングへの依存を低減しています。これにより、プライバシーに関する期待の変化に対応しながら、より信頼性の高いオーディエンスの知見とリマーケティングの機会を確保しています。
今後を見据え、STBはVisitSingapore.comを急速に進化するデジタル・AIを活用した環境においても有効かつ関連性の高いサイトとして維持することに注力しています。公式デスティネーションwebサイトとして、VisitSingapore.comはサイト訪問者それぞれの興味に合わせた体験を幅広く案内しながら、シンガポールの多彩な魅力のさらなる探索を促すことを目指しています。
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